今日学んだこと:レアステーキから滲み出る赤い汁は血じゃない。あれは実は「ミオグロビン」と呼ばれる色素タンパク質が混じった水。
筋肉中で、ヘモグロビンと同じように酸素を貯蔵する働きをしている。ミオグロビンに含まれている鉄分が、空気と結合して赤くなっている。
加熱したものに限らず、スーパーでトレー入りの生肉を買ったらだいたいあの汁が出てますよね。ちなみに牛⇒豚⇒鶏というような具合で、含まれるミオグロビンの量が肉の”赤さ”につながってるんだそうです。
とりあえず牛ステーキに限って言えば、焼いた後に赤い肉汁が出てきても気にしなくて良さそうですね。
海外の反応
◆うちの母親はあれは血だからって言って、ウェルダン以外のステーキは絶対食べようとしなかったな。でもその割にブラックプディングは食べるんだよ。
よくケンカしたなぁ……。
↑ブラックプディングってまるっきり血でできてなかったっけ……?
なんというか文字通りさ、原材料:血。みたいな。
↑普通入っているのは、玉葱と豚の脂身、オートミール、あとはスパイスと、もちろん豚の血だね。
↑あれは完全に調理されているから平気なんじゃない? ステーキとはそこが違うんだと思うよ。
◆シェフやってる身としては、こういう投稿はありがたいね。客の中には「ミディアム、でもピンク色の肉は駄目」とか「ウェルダン、でもジューシーにして」とか、「ブラック・アンド・ブルーなミディアムレアで」とかいう人がいるんだ。(※訳注:ブラック・アンド・ブルーはたたきのように表面だけ焦がして中は生に近いレア…つまりミディアムレアはあり得ない)
頼むから調理する人間を信用するか、それが無理ならマックにでも行ってくれよ……。
↑「ウェルダン、でもジューシーにして」とか言う連中はひっぱたいても合法扱いにするべきだぜ。
↑じゃあ「ピンク色の肉じゃないミディアム」の奴は、座って20分間「ミディアム」の意味を説教してやるか。
◆うちの妻は、あれを血だから汚いって言い続けてるんだよ。何かは知らなかったけど血じゃないのは確かだと思ってたな。
◆オ・ジュですぞ、ムッシュー。オ・ジュ。
※訳注)フランス語で肉汁を指すフレーズ
◆多分これ、一年に一回は誰かに説明しなきゃいけない羽目になるんだろうな。
◆理不尽だとは分かってるけど、なんか余計に気持ち悪くなってしまったわ。
◆あの汁が血じゃないなんて……メタラー的にはガッカリだよ!
◆自分はマッシュポテトを酸素たっぷりのタンパク質ウォーターに混ぜて食べるの好きだよ。
◆あんまり考えすぎない方が良いよ。食べてる物を一旦分析しちゃうと、後戻りできなくなるからね。
◆「酸素と結合したタンパク質を含む体液」を指すちゃんとした名称があればいいのになぁ。
↑えっと、「血」……かな?