大学自治会長に選ばれたチベット系カナダ人女性を、中国人学生たちが誹謗中傷。国際的に非難される

大変気分の悪くなるニュースですが、チベット問題について少しでも知ることが大事だと思い、取り上げました。現代の国際社会で、こんなことが堂々と行われているのは悲しいです。
※「生徒会長」を「自治会長」に修正しました。自治会=生徒会と言い換えられると勘違いしておりました。ご指摘ありがとうございます。(2019/02/17)
海外「カナダでチベット人女性が自治会長に選ばれ、中国人学生たちが激怒」
トロント大学スカボロ校で自治会長に当選したChemi Lhamoさん。彼女がチベット系カナダ市民であることが、中国人学生たちの怒りを買っています。

彼女がインスタグラムに投稿した、多大なる支援への感謝と当選への喜びのメッセージには、中国チベット支配を支持する人間からの罵詈雑言のコメントで溢れかえる事態に。
彼女は「売春婦」「売国奴」など汚い言葉で罵られ、「自治会長になどなれるはずがない。もしなったとしたら、一日も生き延びられないように俺たちが手を回してやるからな」などと脅す言葉もありました。
トロント大学には中国からの留学生が多く、中国国籍の学生は現在約1万2千人おり、さらにそれ以外でインターネットを通して反発している人間も多くいます。
インスタグラムのコメント欄に溢れる中国国旗
Lhamoさんは身の危険を感じ、大学側に相談。学生自治会は警備上の懸念から、彼女のオフィスを一時閉鎖しました。
さらにインターネット上では、彼女が自治会長になるのを取り止めさせようという署名運動までされています。請願には「彼女は惨めな経験談を学生たちに吹き込み、同情で票を集めた」「不合理な政治的主張をしている学外組織との繋がりがある」などと片言英語が書かれているそうです。
中国語のメッセージアプリ「微信」上でこの署名運動への参加を呼びかけている人物は「大学の学生自治会が、チベット独立派に支配されかけている」「我々の学費がこんなことに使われるのか?」「中国人学生が毎年払う何百万ドルもの金の恩恵を彼女に受けさせるべきではない」と非難しています。 この請願には1万人近い署名が集まっていますが、学生自治会には請願に応える法的義務は一切無いため、彼女の自治会長就任に影響を及ぼすことはない見込みです。

これらはカナダの国営ニュースCBCや台湾の英字紙でも報道され、海外大手掲示板でも多くのコメントが寄せられるなど、大きな問題になっています。
彼女のインスタグラムにも、会長就任を祝い応援するコメントが英語や中国語で書かれるようになり、誹謗中傷に少しずつ対抗。また、台湾からはチベットと台湾両方の独立を支援する意見が多く見られるとのことです。

今回のインターネット上での攻撃について彼女は、「これは私にとって、自分自身を試す良い機会……自らの主張とは異なる意見に対して、寛大で思いやりの心を持てるかという試練だと捉えています」とコメントしています。

海外の反応


◆公の場でハラスメントとか、学校によっては除籍かもしくは停学だよ。こいつらがどんな結果になるか見ものだな
まぁ、公でなくともハラスメント自体良くないんだけどね。

↑全員高い授業料払ってるから、大学を追い出されることはないんだろうな。

↑俺は中国系カナダ人だけど、こいつら全員クソくらえって言っていい。俺たちカナダ人のやり方が気に食わないなら、中国に帰って勉強すりゃ良いんだよ。


◆チベット人が外国の大学で自治会役員の部屋すら持てないなんて、中国がどんな風にチベット市民の自由と権利を考えているかよく分かるな。

↑彼女はチベット人の母親を持つカナダ市民。つまりこいつらはチベットの伝統を受け継ぐカナダ人に対して、チベットを独立した国だと考えているからって激怒してるんだ。

↑大学で亡命チベット人の先生が教えるチベット語の授業を受けたけど、今現在も向こうはひどい有様だってことを色々と教えてもらったよ。
ラサ市に中国人が移住してきてインフラを構築しているけど、チベット人には仕事が与えられず、貧しいホームレスばかり。中国は寺院を荒らし回って、宗教にも制限を掛けている。パンチェン・ラマと呼ばれる位にいた少年を誘拐して、中国人の少年をその地位にあてがって正当なパンチェン・ラマだと主張したり。本物のパンチェン・ラマはずっと亡くなったと思われてる。チベット仏教は今後指導者を失ったらどうなるのか。
その一方で、世界はまるでチベットの人々のことなど忘れたかのようなんだ。

↑中国はどこでもチベット人を監視してる。スウェーデンでも、チベット人コミュニティに侵入して、亡命チベット人たちに祖国のことを喋らないように脅したりしてる。


◆この女性、カナダ市民なんだよ。それで中国人留学生が、世話になってる先のカナダの大学に、そこの市民についてくだらない事を主張してるんだ。こんなクソ野郎どもはさっさと大学から追い出して、母国に送り返してしまえよ。

↑そう。差別的な行為の証拠が出た時点で、追い払ってよろしい。

↑記事で見たけど、
「中には彼女の死や犯されることを願うコメントもあり、caesssar_hsu なる人物などは『お前みたいな人間は撃たれて当然。今すぐ地獄に行けばいいのに』とインスタグラムにコメントしている」
だってさ。動かぬ証拠ってこういうのでしょ?

↑こいつら全員国外追放すべき。

↑今現在カナダで学んでる中国人だけど、そいつらは追放で100%正しいと思うわ。

↑外国の大学に招かれときながら、その国の市民にこんな仕打ちをするなんて……マジで飛行機に乗せて送り返しちまえよ。


◆アメリカの大学で、アメリカ人が台湾について意見を述べるなって中国人に言われたことがある。中国側の主張に合わないからってさ。
大学のカフェテリアで「台湾中国、一辺一国(台湾と中国はそれぞれ別の国)」って書いたTシャツを着てたら、二人の中国人学生が迫ってきたんだ。2008年の出来事だったよ。
学校を出る時なんて、5人組のグループに怒鳴りながら付きまとわれた。俺のアパートまでずっと付いきて、ただ隣が警察署だったからそこでいなくなったけど。
俺はアメリカ白人だし、あの人達が中国に関することでは他人の考えなんてどうでも良いって思ってる証拠だと思う。

↑そういう時はこう怒鳴り返すんだ。「これは失礼、ここはアメリカだと思ってたよ!」って。あと「台湾ナンバー1!」な。

↑そのTシャツどこで買えるの? 俺も着たい。あとチベットバージョンも欲しいな。

↑2008年って言ったら、チベット学生がソウルで怪我させられた事件があった年だ。
北京オリンピックの聖火リレーがソウルで行われた時に、彼らはあくまで平和的な抗議運動をしてたんだ。プラカードを持ってるチベット学生を見た中国人学生たちが物凄く怒って、彼らに襲いかかり、逃げるのを追いかけてさらに酷い目に合わせたんだよ。


◆こういうニュースのせいで、アメリカで中国人学生やってる身が恥ずかしくなるよ。もし自分がチベット人で、中国政府からどんな仕打ちを受けてきたかを学んだら、俺だって彼らと同じように「独立したい」って思うさ。その思いを理解しようとしないのは、馬鹿げてる。
ただそうは言っても、この意見を中国人学生たち(特に若い学生たち)の目の前で堂々と言ったら、村八分にされるんだ。
要するに、どうあがいても最悪。

◆記事画像にある中国語のコメントには「チベットは中国のもの」って書かれてる。「チベットは中国」とか「中国の一部」じゃない。中国が所有しているものだって明言してる。
多くの中国人がチベットをどう見ているか、察せられる表現だよね。

◆彼女は選挙で選ばれたんだぜ? 黙ってろよ!

◆カナダの中国人学生は、ことわざで言う「郷に入っては郷に従え」をもっと学ぶべきだな。カナダも、こうやって本音を見せられたら、学生を選ぶようになりたくなるかも知れない。

◆俺はトロント大学の違うキャンパスに通ってて、この女性のことも知ってる。トロント大学は留学生が多くて、なかでも特に中国人が多い。
この中国人学生たちは、大抵は文化を学ぶためじゃなくて、ただ単に学位が欲しくて来てるだけ。カナダの文化や風習の事なんか、これっぽっちも気にすることがない人ばかり。そして卒業したら、母国に帰る。
自治会長に選ばれたこの女性は、とても優しい心の持ち主で、トロントのチベット人コミュニティで熱心に活動してる人だよ。彼女は平和を主張しているだけ、しかもコミュニティへに積極的に関与するといった、有意義なやり方でね。
大学の中国人コミュニティが彼女にしていることは、明かなヘイトスピーチで嘆かわしい。多分彼らのコメントは大学側に調査されて、何らかのアクションがあると思う。

◆じゃあもしカナダ人が中国に行って、中国人のしていることをを大声で非難し始めたらどうするんだろうね?
この学生たちは、留学先の国をリスペクト出来ないのなら、国に帰るべきだよ。

↑実際沢山の外国人が、中国でそれやって刑務所に入れられてるんだよね。なのに全然非難されてないんだよ……。


◆映画「ドクター・ストレンジ」も、チベットで修行させるシーンがあると中国で上映できないからって、脚本書き換えたんだよな。

↑この問題は沢山の映画で起きてる。中国は巨大な市場な上に検閲が普通だから。

↑ブラッド・ピットも、セブン・イヤーズ・イン・チベットに出演したことで無期限入国禁止にされたよな。今はどうなってるかわからないけど……。

↑色んな有名人が、チベット問題に言及しただけで入国禁止扱いを受けてるよ。数年前にリチャード・ギアが「チベット支配を批判したことで、中国の影響が強い一部ハリウッド大作映画には出られなくなった」って明らかにした記事を読んで俺もびっくりした。そこで初めて、こんなに大ごとだったんだって気づいたよ。


◆中国はこう単純に主張してるんだ。
「俺のモノは俺のモノ。俺が『俺のモノ』と決めたものも俺のモノ。それ以外は、俺とお前で共有すべきモノ。」