そんなときにお名前.comの機能に「Whois代行メール転送オプション」なるものを発見。どうやらWhois情報公開代行している場合に、その公開アドレスに来たメールを自分のものに転送してくれるサービスらしい。
残念ながら1ドメインにつき300円/年(税抜)と有料。今更お名前.comに金を払うのも嫌だが、たった300円で個人情報を守れるなら安くない!? と思って試してみることにした。これが手切れ金になると思って。
お名前.comで「Whois代行メール転送オプション」を設定
お名前.com Naviでドメイン詳細を選択すると、「Whois代行メール転送オプション」という欄があるので、そこの設定ボタンを押す。相変わらず勝手にクレジットカード情報を保存してくるので、あとで削除しておくのを忘れずに。
設定完了するとWhois代行メール転送オプション欄が未設定から「サービス利用中」になり、下に「自分のドメイン名@whoisprotectservice.com」メールアドレスが出現する。
かなり分かりづらいが、これがWhois情報に掲載されているメールアドレスですよということ。ちなみに転送先のメールアドレスは会員情報のものが勝手に使われる。
いや、そこは設定させろよ。(と、ここでちょっとイラっとする)
数分後にはお名前.comから「Whois情報公開代行メール転送オプション 完了通知」というメールが来るので、一度テストメールを~@whoisprotectservice.comに送って確認する。
移管についてのメールが転送されることを期待しつつドメイン移管依頼するも見事失敗
とりあえず週末のうちに移管依頼を済ませておく。ドメイン移管は二つの会社が関わることなので、土日に作業が進むことは無さそうだ。ということで月曜日までメールを待ったところ……
無情にも月曜日の夕方に「ドメイン移管未完了のお知らせ」なるメールが到着。あかん失敗しとる……。
やっぱりWhois代行公開しないと駄目なのか?
エックスドメインはサポート対応が早い上にメールにもしっかり
移管未完了理由につきましては、サポートまでお問い合わせいただくことにより、調査が可能でございますと記載されているので、最悪調査を依頼しようかな……と思ったのだが。
その前に一応念のためお名前.comのサポートページでもう一度情報を漁ってみることにする。
うっかり見落としていた「よくある質問」
ヘルプセンターのよくある質問で「Whois情報公開代行」でキーワード検索するとこんなページが……【ドメイン】Whois情報公開代行を設定したままドメイン移管は可能?おいおいおい! なんだこれは、初めて見たぞ! と思ったら、これカテゴリが「ドメイン移管(トランスファー)」なんですよ。
できません。ドメイン移管(トランスファー)のお手続き前に、必ずWhois情報公開代行サービスの設定を解除してください。
ドメイン移管カテゴリより上に「Whois情報公開代行」ってカテゴリがちゃんとあるんだから、そっちにも含めといてくれよ! 普通に見落としてたよ!
そう、つまり私の払った300円(税抜)は無意味だったということです……。
Whois情報公開代行したままドメイン移管できないなら、「Whois代行メール転送オプション」って何の意味があるの?
移管作業ができないということは、普通にドメイン運用しているときに使用されることを想定した機能だよね? でもドメインへのメールなんて「Whois情報調べて連絡してくる怪しい業者」からしかこないじゃん……。何だその無駄なオプション機能。「Whois情報公開代行」と混同して無駄にオプション代金払っているユーザーが多いのは知ってたけど、完全にそれ狙いなんじゃないの?
無謀なドメイン移管を試みたのは私の責任だけれども、こんな無駄オプションを堂々と販売しているお名前.comには愛想が尽きましたよ……。
というわけで、Whois情報公開代行をオフにして、改めてエックスドメインに再度移管申請依頼を出しました。一度手続きが済んでいるので、ボタンをポチるだけで再申請が終わる新設設計!(お名前.comの使いづらいUIとは大違いである)
翌日火曜日の午前中には無事ドメイン移管完了。一日くらいなら個人情報がどっかに出てても、まぁ許容範囲内でしょう……。
エックスドメイン、エックスサーバーと併せてお世話になります。
そしてさらばお名前.com。もう二度と使わないことでしょう。