祖父の地下室を改装している最中にこれを発見……彼は墓の中から俺たちに向かって怒鳴ってるんだな。
「俺の苦労を全て水の泡にしおって、このバカタレどもが!―1975年」
お爺ちゃん……壁の施工を1人で頑張ってたんでしょうか。子供や孫が家を改築することを考えて、こっそりメッセージを残すなんてお茶目ですねぇ。
海外の反応
◆俺も前の家でまったく同じ事したわ。
「時間を掛けてキッチンをリフォームしたっていうのに、おまえらそれを台無しにしたっていうのか? いったいどういうつもりだよ? もう絶交な」って書いておいた。
あと数字と文字の表も残しておいた。パズルとか暗号みたいに見えるような奴な。本当は意味のない羅列なんだけど。
↑住む家住む家でそれやったら、きっと40年後にはあんたの残した宝探しをするテレビ特番が組まれるぜ。
◆自分は数年前にキッチンを改装した時に、部屋を分ける壁を作ったんだ。その壁の枠組みにはイタズラ書きしまくっといたよ。
「地下室に亡骸が」「ニゲロ」「彼に知られた」……って感じで。
◆12世紀からあるパブに勤めてたことがあるんだけど、そのパブが建築された時の石工たちも似たような事してたな。12世紀流の「俺参上」の印を石に彫刻してあるんだよ。約千年前の人だっていうのに、俺らと同じような事考えてたんだって思うと、なんか凄いよな。
↑アメリカ人からすると、想像もつかない世界だ。こっちじゃ100年前で大昔だっていうのに、イギリスじゃそんなのどうってことないんだもんな。
◆家のキッチンをリフォームしたんだけど、その時に20ドルを戸棚の後ろに残しといたよ。「ビールをおごるよ」ってメモと一緒にね。
◆このメッセージに対する返答を書いた上で、壁を修繕しておこうぜ。
↑「私も同じ目に遭うんで、おあいこです―2018年」
↑大工なんで、自分の書いた名前やらメッセージやらが数え切れないほど商業ビルとか地下室とかキッチンに残ってる。いつかこの掲示板にその写真が投稿されたりしたらいいなぁ!
◆じいさん、ずいぶんと気の長いイタズラをしたもんだな!
◆うちの壁紙の下には、当時家族たちが何してたかっていう叔母による日記みたいな文章が残ってるよ。見つけた時はすげぇって思ったな。あれも70年代に書かれたものだった。
◆俺も語らせてもらおう。
うちの祖父は、少年時代に過ごした家にずっと住み続けているんだ。1950年代のまだティーンエイジャーだった頃に、彼は家のリフォームを手伝うことになった。そして曽祖父がこの作業のために新しく工具を色々買ったらしいんだが、ある新品のハンマーがどこかに消えてしまった。曽祖父はこのことに相当怒ってたらしい。
それから60年経って、祖父は家の外側を改めてリフォームすることにした。で思った通り、例の新品のハンマーは壁の間柱の所に置かれてた。
祖父は、曽祖父の墓に行ってやっとあのクソったれのハンマーを見つけたって報告すると言ってたよ!
↑こういう話、クッソ好きだわ。
◆建築でこういう痕跡を探すの楽しいよ。こないだなんか近所の大学図書館のコンクリートの壁に、70年代に建築に携わった人たち全員の名前を発見した。
◆もしも俺の孫たちが壁を引っぺがそうとしても、みつけるのは干からびたオ●ホだけだと思う。
◆返事を下に書いたら、次の日にお祖父さんがあの世から返事書いてきてたりして……。