フロリダ州の街ポートリッチーでは先月、市長が無免許医業の疑いで逮捕される事件が発生しました。自宅にいたデール・マサッド市長(68)はSWATチームに対し発砲して抵抗。その結果、殺人未遂罪にまで問われる羽目になっています。
そして20日後には、なんと後任のテレンス・ロー市長(64)まで逮捕される事態に。拘置所に収容されているマサッド前市長と共に、中心人物と思われる警官を脅す計画を立てた疑いがあり、司法妨害の罪に問われています。
マサッド前市長「なぜかは知らんが、すべてにあいつが関わっているんだ」
ロー市長「俺に任せろ」
といった電話での会話も記録されています。
ちなみにマサッド前市長逮捕時の保安官事務所のコメントで驚くのが「誰かが我々に発砲した場合、あらゆる手段や権利を持って撃ち返す」というもの。
いかに犯人確保するかではなく「とりあえず撃たれたら撃ち返す」。さすがアメリカです。
海外の反応
◆これだからうちの州はクッソ堪らん。俺の所なんて、市長の従兄弟がカルテルから仕入れたクスリ売り捌いて捕まったぞ。
◆あそこの水道水には変なもんでも混じってんのか?
↑ワニとクスリだろ。
◆無免許で医療行為やってた奴を逮捕するだけなのに、SWAT寄越す時点でそもそもおかしくない?
↑いや最終的に発砲されてるんだから、正しい判断じゃん。
↑この市長がもし金持ちの悪徳役人じゃなかったら、逮捕される前にお亡くなりになってた気がビンビンする。
◆自分の出身地がこんな話題になるなんて思いもしなかったなぁ。ただ、こういうクレイジーな事件が原因ってこと自体には驚かない。
実際は記事に書いてある話よりもっと凄い。前市長は無免許医業に関する逮捕状を持ってきたSWATに向けて発砲した。この前市長ってのが、三歳児への医療ミスで免許剥奪された人間なんだよ。幸いにもその件でちゃんと刑務所には入れられた。
で、こいつがとんでもない野郎だってのは明白だが、なぜ今回の逮捕状でSWATまで出てきたのか? それはこの前市長が、「刑務所には二度と入るものか」って頑なに言ってたから。……そして結局二度入る結果になった。
あとポートリッチーみたいな、周囲に何もない小さな街がなぜ存在するのか? ここは高齢者ばかり住んでるような郊外なんだが、当初はカジノ船を停泊させるのが目的でできた街なんだ。現地法が適用できるようにって。そもそもこの市長の地位が存在する、唯一の理由がこれ。地球上最高に悲しい、実にしょうもない公選職だよ。
俺はなるべく人に出身地の郡を言わないようにしてる。ましてこの地域だなんて知られたくないね。
↑すごい話だ。まともな点が一つも無い。
◆バーモント州の街を見習って、ヤギを市長にしたら良いんじゃないか。
※今月、ペット市長選挙でヤギの「リンカーン」が当選しました
↑そしたら「ヤギ市長逮捕」のニュースが流れるだけだって。
◆フロリダはよそに比べておかしいんじゃない、単に政府の透明性が高いだけって言う人もいるけど……それにしたって、逮捕しに来た警官に発砲する市長なんてフロリダぐらいだろ。
↑そう言われるとモントリオールが近い気がする。あそこも市長が汚職で辞任したよ。そんで後任が1年も経たずに、また汚職で辞任した。
◆これがフロリダ流の生命の連鎖よ。
◆任期期間は「2スカラムーチ」か「1フリン」ってところだな。
※アンソニー・スカラムーチ…10日間でホワイトハウス広報部長をクビになった男。
※マイケル・フリン…24日間で補佐官をクビになった男。
どっちもトランプ大統領ネタ。
◆前市長の方針を引き継いだ、ということだけは確かだな。
◆ここまでフロリダ魂溢れるニュース見出しは初めてだ。
◆ただのフロリダマンですね。
◆バージニア州も頑張ってるけど、結局フロリダマンには勝てないのである。