ビル・ゲイツが「SЕХで自滅する蚊」を生み出すために400万ドルを投資
日本円にして4億超え。というか自滅する蚊ってなに……?
実は以前からビル・ゲイツは、マラリア根絶のために蚊の遺伝子操作に投資していました。今回は「特殊な遺伝子操作をした雄の蚊」による蚊の撲滅作戦とのこと。
実は人間を刺すのは、雌の蚊だけ。雄の蚊が増えてもそれ自体による実害はまったくありません。
この特殊な雄の蚊と通常の雌の蚊の間に子孫が生まれると、成体になる前に寿命を迎えるようになります。成体になる前の蚊も、人を刺すことはありません……つまり、有害な「雌の成体の蚊」だけが存在しなくなるわけです。
しかも実際に成功している研究で、ジカ熱を媒介する蚊がこれによって既に減少が確認できています。なんと90%も減少した地域もあるんだとか。
遺伝子操作でこんなことができるなんて、ちょっとコワイ話ではありますけどね……。個人的にはゴキブリも、病原菌まき散らしてるんでさっさと絶滅してほしいです。
海外の反応
◆蚊は最悪だよね、病をまき散らすしイライラさせられるし。けど完全に絶滅させた場合、環境に与える悪い影響って何もないのかな?
↑ブエノスアイレス出身の俺が許す。皆殺しじゃい!
↑インドネシアの俺が来ましたよ。そうだ、ブッコ口せ!
↑アメリカだけど、蚊はうちの国から国外退去な。コ口せ! コ口せ!
◆よし、次はダニも絶滅させてくれないかな?
↑ダニを駆除したいならフクロネズミがいればいい。フクロネズミは一匹一匹が凄まじいダニキラーだから。だから見かけても捕まえたり、害虫駆除呼ばないであげて。放っておけばいい仕事するから。
↑うん、フクロネズミはダニを食うから益獣だよ。うちの母親含め色んな人がそれを分かってなくて、追い払おうとするのにうんざりする。
↑人が思うような病原菌も持ってないし、意外と清潔なのにね。
◆成体になる前に寿命を迎えて子孫を残せないなら、どうやってその遺伝子を受け継ぐんだ?
↑遺伝子を持っているのは雄だけ。そしてその雄と交わった雌は別に死なないが、その子孫はすべて成体になれない。
雌の蚊は刺さないから、これを何世代か繰り返すだけで有害な蚊の数は激減する。ジカ熱を運ぶ別の蚊ではもう成功していて、90%も減少させたらしい。今回はそれをマラリアを運ぶ蚊に応用するみたいだね。
↑USDA(アメリカ合衆国農務省)が、ラセンウジバエで似たような事をやってたな。雄のハエに放射線を当てて不妊化させて放ったんだ。雌のハエは一度しか交接しないから、これによってラセンウジバエの生息域はパナマまで後退した。去年また復活したみたいだけど、USDAはどうするかな。放射線処理の方法はとても費用がかかるんだよね。
↑フロリダキーズ列島にも現れたけど、以前と同じように駆除したみたい。確かに抑制には費用が掛かるけど、牛たちに感染したらもっと莫大な損害になるからしょうがないね。
◆うちの近所の道路に1キロ足らずのバスレーン一本追加するだけで、37億も使ったらしいからなぁ…。真剣に訊きたいんだけど、4億の価値ってどうなってんの。
↑どこに住んでるか、何に使うかで変わる。
それにしてもバスレーン1本に37億? どこにその金が行ったのか知りたいもんだね。
◆その方法って、前見た時は外来種の魚を駆逐するためだった気がする。蚊に応用できるんなら凄いな。あと自然を破壊できる可能性を秘めた力があるなんて、怖いよ。
◆こういうのからゾンビって発生すると思うんだ。
◆資本主義は素晴らしいね。
金を儲けて、その金を政治的力のために使う男もいれば
金を儲けて、その金を人類の宇宙探索に使う男もいて
金を儲けて、とにかく蚊を敵視してる男もいるってわけだ。
※訳注)最初の二つはトランプ大統領とイーロン・マスクのことかと
↑冗談言いたい気持ちも分かるけど、でも蚊は人間に特に有害な疫病を運ぶ媒介生物だから。特に発展途上国でね。駆除することは人類への多大な貢献だと思うよ。
↑ビル・ゲイツの篤志家としての目標の一つが、マラリアの根絶。ここ10年特に注力してる。
↑マラリアは人類史上最も多くの死者を出してるからね。
◆イギリスからタイに引っ越して1年になるけど、蚊に対する有効的な手段がいまだに無い事に驚きだね。この世で一番病と死の原因になってる奴らだろ。
◆一般人「蚊はくたばれ」
ビル・ゲイツ「蚊はくたばれ」