【検証】冷蔵庫カーテンは本当に節電の効果があるのか?【実験】

最近、家族がやたらと冷蔵庫を開けっぱなしにするのに頭を悩ませていました。
飲み物を取り出したら、コップに注ぐ間は一旦閉めれば良いのに……とか。
なにかおやつ食べようかなーと冷蔵庫を開けて、中をしげしげと眺めて、結局何も取らず閉める……を日に何度か繰り返すとか。
うるさく小言を言いたくないので我慢していましたが、冷蔵庫の開閉音を聞くだけでストレスが溜まって溜まって。
そんな時に、「冷蔵庫カーテン」なる商品が存在することに気が付きました。

実際に節電になる?冷蔵庫カーテンって省エネなの?

しかしこの冷蔵庫カーテン、ネットで調べてみると「実は節電にはならない」説もわんさか出てきます。
ドアポケット側のセンサーが誤作動してしまうのでダメだの、取り出しにくくなって結局開閉の時間が増えるだの。
あげくドアポケットに置いたものが腐りやすいというデメリットもありました。
しかし、我が家の冷蔵庫はごくごくシンプルな安物。ドアポケットにセンサーも見当たらないし、結局は自分の環境で試してみないと本当の事は分からない!
というわけで、検証してみることに。

冷蔵庫カーテンの貼り方、電気代の検証環境、実験に使用した機材など

まず冷蔵庫カーテンを入手。これは100均でも売っていますので、近所のダイソーで購入しました。(キッチンコーナーを探しても無くて、特設の節電ミニコーナーみたいなのにありました。分かり辛!)
10枚くらい細長いビニールが入っていて、上の端が粘着テープになっています。
最初は素直に、冷蔵庫の天井から4枚ほどびっしり前面を覆うように並べて貼ったんですが、これがまぁ使いにくい!
ビニール同士はもちろんのこと、棚やタッパーにもくっ付いて、隙間から手を入れるのも一苦労です。(しかも微妙に結露してるのも衛生的に不安)
最終的に1段分に長さを切って、それぞれの棚ごとに「短いビニールを横に重ならないように3枚貼る」という方式にしました。
これなら目当ての部分だけ手を入れやすいし、他の部分のビニールに干渉しない。さすがにカーテン無しよりは取り出しづらいけど、まぁ許容範囲になりました。

ちなみに我が家で使用している冷蔵庫はこういう三菱の2ドアタイプ。温度は冷蔵庫・冷凍庫ともに弱設定。 またドアポケットには牛乳など生鮮食品は置かず、ペットボトルのお茶や調味料など腐り辛いものしか置かない事にしたので最大のデメリットもクリア。
検証にはこのワットモニターを使用。 本当は冷蔵庫外との温度差が激しい真夏に検証できれば良かったんだけど、冷蔵庫カーテンの存在に気付いたのが9月に入ってからだったので、ちょっと残念だけど過ごしやすい秋に入りかけの時期での実験です。

ワットモニターで1日の消費電力の差を調べる

ドアの開閉頻度にあまり差が出ないよう、どちらも週末の休みの日に計測。

【冷蔵庫カーテン無し】
1日の消費電力:1.17kwh

【冷蔵庫カーテン有り】
1日の消費電力:1.16kwh

ハイ、終了~。電力会社やプランにもよるけど、1kwhが大体27円前後なので、1日1円以下の差でした。1ヵ月でやっと10円節約できるレベル。
というわけで、少なくとも秋の季節の我が家では冷蔵庫カーテンは意味無し!
ただもしかしたら夏場や、もっと開閉頻度の多い時期ならもう少し節電効果もあるのかもしれません。
ということで来年の夏にまた検証してみたいと思います。

冷蔵庫カーテンで節電検証してみた感想

節電効果はほぼありませんが、そもそも我が家の冷蔵庫が1日30円程度しか掛かっていないという事が分かってちょっと安心しました。
今回の実験をしたおかげで、家族がドアを開けっぱなしにしても「そこまで電気代高くないしなぁ」と落ち着いていられます。
節電には繋がりませんでしたが、結果的にストレスが溜まらなくなったのでOKです!
カテゴリ:生活 
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