子供の頃、ゲームキューブの売れ行きが心配で任天堂に手紙を書いたら返事が来た

子供からのお手紙にちゃんと返事をくれるというのは、結構大変なことだと思います。ゲーム会社なら、それはもう毎日のようにお客から色々と連絡が来るでしょう。頑張ってるゲーム会社の皆さん、いつもおつかれさまです!

子供の頃に、ゲームキューブの売れ行きが心配で任天堂に手紙を書いたことがある。これが彼らからの返事だよ。
「お手紙ありがとう! ゲームプレイヤーのお仲間にこうして返事を書けて嬉しいよ。
君のお手紙によると、友達からニンテンドーゲームキューブがあまり人気が無いって聞いて、倒産するんじゃないかって心配してくれたんだよね。
そんな君に朗報だよ、ライアン! 任天堂の事業は順調で、現在業界ではニンテンドーゲームキューブが売り上げトップだって聞いたら喜んでくれるかな? ここ2ヵ月でニンテンドーゲームキューブはライバルを抜いてゲームシステムの売り上げトップになったんだ。これには$99.99の効果的な値下げがあったからで、今日のビデオゲームにおける最適な価値を生み出したわけだ。それからゲームボーイアドバンスもビデオゲーム史に残るほどの販売台数を売り上げていて、今なお売れ続けている。
任天堂には輝かしい未来が待っているから、これからも楽しみにしていてくれ!」

インターネットが普及するまで、任天堂アメリカには「Power Line」と呼ばれる電話でのゲーム相談室があったそうで。担当者の役職が「Game Play Counselor」となっているので、これはおそらく相談室の方が書いたものではないかなと思います。
子供にもわかりやすい表現でありつつも、事業を心配するファンに真摯に向かい合っているのが素敵ですね。

海外の反応


◆任天堂に手紙を書くのってすごく楽しかったし、いつも返事が返ってきたよ。自分は子供の時に3回手紙を出して、ちゃんとした返事が自分宛てにきちんと返って来た。その内の1通は、いかに自分がゲーム開発の仕事をしたいかって事と、どういう教育を受けるのがベストか分からないって内容だった。彼ら、ゲーム開発の教育プログラムや大学についての素敵なリストを送ってくれて、しかも従業員の数人がどんな教育を受けていたかも教えてくれたよ。凄いことだし、子供ながらにとても幸せな気分にしてもらったんだ!

◆こんな風に手紙に返事を書くことに任天堂が時間を割いているっての、いいと思うな!

↑任天堂はイイ奴。それがすべてさ。

↑子供の時に、スーファミのスーパーマリオワールドのワールド8で裏口が分からなくて手紙で訊いたことがあったな。マップから裏口がある事は明らかなんだけど、そこに行くための隠し扉の場所が分からなかったんだ。
彼らは返事を送ってくれて、その中で隠し扉を見つけるための手順を一つずつ丁寧に教えてくれたよ!

↑それ凄いなぁ。

↑自分もNINTENDO64の007ワールド・イズ・ノット・イナフで似たようなことしたよ。ある地点で詰まっちゃって、彼らが「腕時計のギミックを使って天井から逃げる必要がある」って説明してくれたんだ。

↑俺はスーパーマリオRPGのキノケロ水路で詰んじゃって(7歳だったんだよ、勘弁してね)どうやって抜け出すかを手紙で教えてもらったことがあるよ。

↑最近それ遊びなおしてたんだけど、その水路で詰んでるわ。そして俺は28歳。

↑任天堂に手紙書いてみたら?


◆こないだ任天堂からの手紙をアップしてた奴は、おまけのギフトもあったよ。
君はギフトは貰わなかったの?

↑貰ったかどうか覚えていないな。貰ったとしてもすごく昔だからね…。とにかく返事が貰えたことにメッチャ興奮してた。


◆ポケモンルビーがバッテリーのせいでバグって、時間系のイベントが起きなくなったことがあって任天堂に送ったことがある。その時に、ラティアスの島に行けるチケットと、色違いポケモンを貰えないか丁寧に頼んでみたんだ。そしたら「むげんのチケット」と色違いのジグザグマをくれたんだよ、そりゃもう興奮したなぁ。

◆おいおい、子供の時点で売り上げ台数の心配してたのか? 俺が子供の頃は天気の心配か新しいレゴのバイオニクルを手に入れる心配しかしてなかったぞ。

↑手紙だと、売り上げ低迷が任天堂の事業撤退につながるんじゃないかって心配してるんだよ。君だって当時もしレゴがバイオニクルの製造を止めるって聞いたら、投稿者の若い頃みたいに心配したはずさ。

↑自分が子供の頃は、棒と石ころがあればハッピーだったな。
まぁ冗談だけどね。でもスーファミの名作の多くは、発売してしばらくたってからじゃないと遊べなかったな。誕生日でもない限りね。


◆90年代に任天堂アメリカに手紙を書いたよ。パンチアウトで何時間戦ってもウォッカ・ドランケンスキーに勝てなくてさ。一週間後に”助けになる提案”が返ってきて、それによって30秒以内に勝つことができたんだ。その後別のキャラでスーパーマッチョな奴に勝てなくなって、また手紙を書いた。同じ人が返事をくれて、マッチョマンの倒し方を教えてくれた。それからラスボスには簡単な倒し方は無いけど、頑張り続けるように教えてくれた。その言葉に勇気づけられて、1993年の5歳の夏をラスボス攻略に費やしたよ。何度も何度も負けて、冗談抜きで1000回近く戦ったと思う。でもある日ついに、汗まみれの手で彼に勝ったんだ。諦めない心と問題を解決するためのアプローチ方法の育つ手助けになったと思うし、それによって今日の立派な大人になった自分がいるんだと思う。何かから逃げるってことがどんな気分かも教わったしね。何かに一生懸命打ち込んで達成して、あとはそのまま終わるってのは…なんだか不思議で、リラックスできて、素晴らしくもある気分だよ。良い会社だと思うなぁ。

◆自分は子供時代にスーファミのシャドウランが攻略できなくて手紙を書いたな。すごくモータルコンバットとゼルダの伝説が好きだってことも書いた。
1ヵ月くらいして手紙を書いたのを忘れた頃に、シャドウランの完全攻略方と、モータルコンバットの全必殺技リストと、いっぱいおまけの商品が送られてきたんだ。
とっても幸せだったし、こんな小さな子供の言ったことを気にかけてくれたことが嬉しかったよ。

◆任天堂は100年以上続いている企業だからね。長い目でゲームをプレイしてるってわけさ…製品の失敗の一つや二つで事業をやめたりはしないと思うね。

◆ゲームキューブはゲーム機の中でも一番息の長いコンソールじゃないかな。今でも人気のゲームが色々あって、特にスマブラなんかね。任天堂の中で最高のコントローラーだって言う人も多いし。本体も信じられないくらい丈夫なんだ。ハンマーで叩いても生き延びるんだから。

◆「ゲームプレイカウンセラー」って役職名が良いよね。

↑ゲームセラピーが流行ったら、今の理学療法の仕事辞めるわ。


◆任天堂が任天堂らしいことをしただけ。つまり任天堂はすげぇってこと。

◆両親が黒いゲームキューブを買ってきたときは、コントローラー2つとマリオカート ダブルダッシュが一緒だった。兄弟で死ぬほど遊んで、自分はゲームキューブが大好きだったよ。自分に言わせてもらえば、今まで遊んだ中で最高のゲーム機の一つになるのは簡単だったね。

※「光るポケモン」を「色違いポケモン」に修正しました。ご指摘ありがとうございました。(2017/07/10)