1968年のアムステルダムにて、ヒッピーの父親と歩く娘
ヒッピースタイルな上に夕バコ持ってて、いかにもあの時代の若者って感じですが……ちゃんと子供を見てて微笑ましいね。
それにしても、子供の服装がオサレェ……。
海外の反応
◆これは俳優のサンディ・ファン・デア・リンデンとその娘のラダーだな。
この写真にまつわる話と被写体の身元が判明した経緯は、なかなか興味深いぞ。
撮影したのは当時パリに住んでいた18歳のトニ・リエラという写真家で、アムステルダムに旅行に来ていたんだ。彼はフォンデル公園の芝生に座ってハッパやりながら、そこを行きかう面白い人たちを撮影した。
それから20年経って、彼はイビサ島の有名なクラブ「パチャ」の仕事をすることになった。1990年代、この見知らぬヒッピーの父親と娘の写真は、イビサの60年代をオマージュする意味でパチャのポスターとして使われ続けた。そして島のヒッピー文化を象徴するものとして有名になったんだ。
そして2000年代の初め頃になって、写真の娘であるラダーがイビサ島を訪れた。彼女は有名なクラブを楽しもうとパチャを訪れただけだったんだが、そこにはなぜか自分と自分の父親が公園を歩いている巨大な写真が飾られていた……というわけだ。
↑ググったら彫像まであるらしいじゃん。
↑映画系データベースの情報によると、撮影当時彼はたった二十歳だったんだな。
↑ラダーってインド系の名前だよね。素敵な写真だなぁ。
↑娘の方は、自分がクールだって分かってる顔してる。父親の方は、これからドアーズのオーディションでも受けに行きそうな感じだ。
◆風で靡く髪がもう……この親子はゴージャスなルックスしてるぜ。
◆このベイビーは、俺のこれまでの人生なんかよりずっとクールだなぁ。
↑だよね? 出来る事ならこんな風にロングのクロシェセーター着こなしてみたいわ。自分がやったら、ただのバスローブ着た中年にしか見えん。
◆こんなクリーンなヒッピーなんぞ、信用できるかーい!
↑実は洗剤のCMなんだろ。
※訳注)今年話題になった洗剤のCMネタ。クリーンな洋服が写ってたら全部洗剤のCMになるという強引さがウケたらしいです
◆あー、キューバンヒールブーツだ懐かし~。
↑あのベルトのバックルもな!
◆「いいか、スターフラワー? 学校じゃちゃんとグルーヴィーにキメるんだぞ。分かったら、夕バコ返してやる」
◆もうちょっとアクセ着けたら、海賊になれそう。
↑眼帯と、肩にオウムがあればいいかな?
◆この年頃の子にとって、父親ってのは絶対的正義だよなー。
↑言えてる。自分は年取っても、でもいまだに父はヒーローだと思ってる。1999年に亡くなったんだけど、最高の父親だった。
↑うんうん、俺もこんな感じで父さんを見上げて歩いたのを覚えてる。天気の良い日はテラスで過ごしたよ。俺はアップルジュースで、父さんはダブルエスプレッソに夕バコを咥えてた。懐かしい思い出だ……父さん大好き。
◆この子が今でもこの写真を持ってると良いな。これは人に自慢できるヤツでしょ。
◆彼らの格好のどこもかしこも素敵だと思う。あの頃が懐かしいわ。