「お釣りの中に、150年前のペニーが入ってた」
「インディアン・ヘッド」の愛称で親しまれている、古い1セント硬貨(ペニー)。
このデザインは、インディアンの頭飾りをつけた自由の女神だそうです。
海外の反応
◆綺麗なインディアンヘッドセントだね。ハイグレードってわけじゃないけど、収集家が言うところの「問題ないコイン」ってヤツだ。傷なし、錆なし、へこみたわみなし。自然な形だね。
↑これってどれくらいの価値になるの?
↑古銭サイト確認してみたけど、このお釣りに50ドルくらいは追加できるっぽいぞ。
◆このコインが鋳造された1868年に起きた事:
・明治維新始まりの年
・オーストラリアに最後の囚人船が到着。流刑制度の終焉
・第17代大統領アンドリュー・ジョンソンが弾劾される(後に無罪判決)
・クロマニョン人の化石発掘
・パリで初の大規模自転車レース開催
・マンハッタンに初の高架鉄道開通
・合衆国憲法修正第14条批准(※1)
・ヘリウムの存在を太陽の分光観測で発見
・トーマス・エジソンが最初の特許を取得
・ユリシーズ・グラントが大統領選に出馬(※2)
・世界初の信号機がロンドンに設置される
このコインは凄いものを色々と見てきたに違いない。
※訳注)
1.修正第14条は、黒人の市民権確保などでかなり重要な位置付けになっている
2.南北戦争の北軍将軍。リー将軍を破り英雄と讃えられた
↑明治維新か。つまりこのコインは、我々の良く知る日本よりもずっと古い存在なんだな。
日本ってのは統計データで見ると実に興味深い国でね……あの発展スピードは凄まじいものがある。蒸気機関や銃みたいな機械知識が殆どない所から、短期間で世界最大の軍艦を造船できるようになるまでになったんだぜ。
あの国の歴史は、確実に研究する価値のあるものだと思う。
↑世界最高齢の田島ナビが117歳。150年前って言うと彼女が生まれる33年前か。
つまり彼女にとっての1860年代ってのは、現在の20代にとっての1960年代みたいなもんだろうか。
20代の自分にとって1960年代ってのは”昔懐かしい”ってレベルを超えているんだけど、彼女にとって1860年代はどんな感じなのかね。
↑1868年っていったら、カナダなんてやっと建国一年目だぞ。
↑こういう歴史が感じられるから、金属探知の趣味はやめられないね!
一度なんか、イギリスの両親の庭で1749年のジョージ2世のコインを見つけたよ。何百年も前に、自分と同じ場所に誰かが立っていたんだって考えるとすごくない? その当時の事をつい想像してしまうよ。
物凄く古い家だから、とりあえずその頃からうちの庭が存在してたってのは確かだと思う。
◆ラリった野郎がコレクターの家に忍び込んで、見つけたコインでスーパーのセルフレジでも使ったんじゃないかなぁ。いくらなんでも150年ずっと流通してたてことはないだろうし……。
↑中学校の頃にコイン収集してて、伯父にウォッカを買うからって取り上げられたことがある俺には、とても納得できる説。
◆ビジネス街のプリントセンターで働いてたことがあるんだけど、外国の通貨がうっかり紛れることが多くてね。もともとコイン収集してたコレクションが強化されたよ。
ある時にイタリア人の客にコイン収集の話をしたら、30枚くらいはありそうなコインを取り出して「持っていないのがあったらあげるよ」って言われたことがある。あれは凄かったな。
↑いいねぇ! 自分もホテル勤めだったときに、コインランドリーで外国のコイン使われることが多かったよ。ボスが怒って、そういうコインは全部俺に譲ってくれたから結構なコレクションになった。
◆こういう事があるから、お釣りをもらったらチェックは欠かせないよね! ほんの数秒チェックするだけで、クォーター銀貨とか古い1セント硬貨5セント硬貨がそこそこ手に入るよ。