ノルウェー政府が移民の生活保護適用ルールを厳格化
財務大臣シーヴ・イェンセンによると「移民はノルウェー語を学び、またそれを本人が強く望んでやっていると示して欲しい。諦めて生活保護に頼るのは間違いです」とのこと。
現行のルールでも、移民には600時間のノルウェー語と文化を学ぶ授業が義務付けられています。イェンセンはそれを撤廃予定。授業自体は続けられますが、新たにノルウェー語の熟練度を判断する基準が設けられるのだとか。
統合大臣のヤン・トール・サナーも「ノルウェー語が十分にできるということは、職に就く上で一番重要な手段があるということ」と言っています。「我々が危惧するのは、初歩のクラスで止めて家にいて働かないような人です」とも。
女性大臣のイェンセンは移民の女性にも触れています。「ノルウェー語を理解しない移民女性が多すぎる。それでは子供たちが学校やそれ以外の場所でどのように過ごしているかすら把握できない」
違う国で生きていくなら、現地の言語習得は必須。言葉が喋れないなら、まともな職にも就けない……生活保護を受けるなら、その辺をしっかりアピールすべきなのは当然ですよね。
むしろそれをしなくても良いと考えて、漫然と生活保護を受け取っている人がいたという事が酷い。日本にはそんな人たちは増えて欲しくないな。移民するなら、相応の努力と、移民先へのリスペクトは持たないとね。
海外の反応
◆これは完全に支持する。現地文化と移民の隔絶を防ぐための法律はもっとあってしかるべきだと思う。住んでいる国の中で、人々と自由にコミュニケーションできない状況は健康的とは言えない。
◆アフリカからノルウェーに経済移民したけど、言葉を学び言語と文化の試験に合格した上で永住権を獲得した。3年掛けてね。
基本的な言葉の理解が無ければまず物凄く損をする。その上、自分自身にとっても、交流しようとしてくれる他者にとっても重荷になる。
今ノルウェーで払ってる税金は、アフリカにいた時の給料よりずっと多いけど、自分は笑顔で払えるよ。
融和と貢献が大事だ。
そして一番大事なことを覚えておいて欲しい。ノルウェーにもノルウェー国民にも、我々を養う義理なんて無いってこと。
↑ノルウェー国民だけど、君みたいな考え方の人が増えて欲しいよ。
↑個人的にはリベラル派だから助けを求める難民の受け入れを支持してる。でも移民が社会において生産性を持つよう努力すべきという、受け入れ国家の主張は最も。暗黙の了解だよね。
我々は喜んであなたを助けるが、あなたも社会に溶け込む努力をしなさいということさ。
↑移民だけどこの政策には賛成。
自分はロシア生まれだけどカナダに移住した。カナダ社会に馴染んで、喜んで高い税金払ってる。
↑カナダに貢献してくれてる移民の人がいて嬉しい。
◆アメリカに移民してくる人にこれやると、途端に「差別だ」って言われるんだよな。
◆祖父母がイタリア系移民で、祖父は英語を学んで新しい国に溶け込むのに相当苦労したらしい。わざわざ苗字をアメリカ人風に変えたぐらいだ。
移民前の伝統を守ることに固執する人がいるのも理解できるけど、でも移民先に馴染む最大限の努力をすることは移民としての義務だぜ。
◆とっくの昔にやっているべき政策だ。移民たちが金を受け取るなら、その見返りになにかすべきだよ。言語を学ぶことは、生産力のある社会の一員としての第一歩であることは明らか。
◆ノルウェーに住んでない俺ですら、ノルウェー語は学びたいって思うくらいなのに。
◆基礎レベルとしてこれを要求しても全く問題ないじゃないか。
イギリス人でドイツ移住を考えた事あるけど、言葉がまともに喋れない内に移住することは絶対考えなかったぞ。ペラペラでなくてもいいから、せめて基本的な会話くらいはできなきゃ。
◆よその国に行って、そこの文化に融合する気が起きないなら……まずそもそも、その国に行くべきじゃない。
◆常識レベルのことしか言ってないと思うんだが……。
◆まったくもって賛成。皆言葉を学ぶべきだよ。学ぶ意思すらない人がいるという事に驚きだね。怠惰だし、その国に住む他の人間に対して敬意を欠く行為だと思う。
◆よしよし、ノルウェーはスウェーデンの失敗からちゃんと学んでるな。誰一人母語を喋れないような街があっていいわけない。コミュニケーションが統合の鍵だよ。
◆もし移民が社会に溶け込もうとしないなら、それはただの時間を掛けた「他国への侵略」だ。
◆至極もっともだし、最初からそうしてるべきだった。