カレン・ナイバーグが実演する宇宙での洗髪方法
当時、国際宇宙ステーションで長期滞在クルーを務めていたカレン・ナイバーグさん。宇宙ステーションでのシャンプーを実演してくれました。
バッグに入った温水と、ドライシャンプー、タオル、櫛を用意。どれもマジックテープらしきもので壁にくっ付くようになっています。
髪を水で湿らせますが、時々零れるのでかき集める必要あり。壁には鏡もあります。
ドライシャンプーを少々使って髪と頭皮を洗います。使ってるドライシャンプーは多分これ。NASAから依頼を受けて開発されたドライシャンプーらしい。
シャワーを使えないので、タオルで汚れを拭きとるイメージ。水気を取るのにももちろん使います。資源が限られているので、宇宙では賢くタオルを活用するのが基本。
残りは自然乾燥。換気システムが空気中の水分を集めて、最終的に飲料水へと変えられるのだとか。さすが、無駄がありません。
海外の反応
◆日常生活の動作がいかに宇宙では難しいものなのかって知ると……トイレにいる時の重力にとても有難味を感じるよね。
↑宇宙でのトイレ事情なんて今まで一度も考えたことなかったなぁ。動画で髪から水が飛んでいってるのを見る限り、誰かが下痢になりそうで物凄く怖くなってくるんだが。
↑豆知識:宇宙飛行士はトイレにも”ドッキング”する必要がある。トイレの穴が小さいから、地上にいるうちからカメラで撮影しながら訓練してる。
◆宇宙ステーションにいた時の彼女の動画好きだったな。
あの髪の毛が逆立ってる感じが、まるでトロール人形なんだよね。まったく気にしてもいないのがまたクールで。
↑宇宙飛行士って時点で、クールさはかなり高いから……。
◆よし、この動画見て将来の夢が決まった。俺はNASAにマジックテープ卸す業者になる!
◆すげぇ! 宇宙で洗濯することについて疑問に思ったことはあるけど、髪の毛洗う事の難しさには気付かなかった。特にこういうロングヘアーは。エクセレントな動画だ。
↑自分なんて、食い入るように見てしまったよ。あんなに髪の毛逆立ってるのに、宇宙で撮影してるってことにまったく触れてもいないんだよな。
Youtubeにはこの手の動画が沢山あるって今知ったよ。よーし今日これから何をするか決まったな。
↑水が決してシャツに零れたりしないんだな。なんでそんなポイントに脳が注目してたのか自分でも意味不明だけど、奇妙かつ興味深い。
↑どんだけの水滴が空中に飛んで行ったのかなってことが一番気になった。こんな周囲を電子機器に囲まれたところでさ。
多分何か対策があるんだろうけど、実際見てて不安になったよ。
↑考えられるものとしては、おそらくこの部屋だけでも防水仕様になってるとかかなぁ。
◆こうして見せられるまで、深く考えたことのない問題だな。長期間シャワー無しの生活をした経験があるけど、宇宙で過ごせるならそれだけの価値はあるだろうね。
↑宇宙ステーション内をウロつくだけでどんだけ汗をかくのか気になる所だ。
↑実は宇宙ステーションの一つにはシャワー設備があったはず。どれかは忘れたけど。使い辛いから不要だってことになったみたいだけど。
※訳注)ロシアの宇宙ステーション「ミール」のことですね。シャワーを浴びた後にシャワールーム内の水をすべてふき取る必要があったので、使われなくなって物置と化したらしい……
↑頭を坊主にするルールを作った方が楽じゃないか? 宇宙で髪を伸ばす利点ってあるのかな。
俺の彼女、長期のキャンプ旅行に行くことになった時に髪の毛剃ってたよ。その方が全部楽だからね。自分でもきっとそうする。
↑確かにその方が楽だろうけど、宇宙ではストレスを最低限にすることが大事みたいだから。多分髪の毛はあった方が良いんじゃないかな。
◆俺はフケが酷いから、きっと宇宙に行ったら髪を剃らないと駄目だな。
◆宇宙空間で生活するのって最悪だよな。この悪夢に耐えて、人類の研究に貢献している宇宙飛行士には賛辞を送りたい。
◆はやく回転式の宇宙ステーション作って、人工重力環境にしようぜ。
↑賛成。無重力の方が都合が良いことも多いだろうけど、1G環境の居住リング作った方が、長期滞在には役立つと思う。
↑1Gを生むにはかなりのスピードで回さないと。3分の1Gもあれば十分。
◆髪の毛がちょっとトロール人形みたいになってるよね。
↑俺はむしろ、いつスーパーサイヤ人になるのかと……。