10歳のソフィーちゃんの寝穢さに手を焼いたお母さん。気持ち良く起きられるように背中をマッサージしてみたり、シナモンロールの美味しい香りを漂わせてみたり、大音量で音楽をかけてみたり、ベッドに犬のオヤツを放り込んでペットをけしかけたり……。出来ることは何でもやってみたけど、とにかく起きてこない。そこでラジオ番組の協力のもと、本格的な5ピースジャズバンドを雇って出張演奏を依頼してみることに……。
ちなみに彼らはブレア・クリミンズ&ザ・フッカーズというバンドで、演奏しているのは「Run That Rabbit Down」という曲。確かに目が覚めるアップテンポぶりです(笑)。
海外の反応
◆多分この子、まだ夢の中だと思ってるんじゃないかな(笑)
↑最初の3秒は夢だと思うだろうな。
◆ニューオーリンズ出身でジャズバンドを愛する身としては、毎日こんなことできる金さえあれば絶対やるわ。
↑ルイジアナ州だけどニューオーリンズみたいなイケてる地域じゃなかった俺にとっても、これは最高だと思う。
◆高校の時に母親に「朝から試験だから、絶対早く起こして」って頼んだことがある。そしたらヴィックスヴェポラッブの軟膏を鼻の下に塗られたよ。あれよりは、この大音量バンド演奏の方を俺は選ぶね。
↑俺の父さんなんか、朝の5時半にフラメンコギター抱えて「もう 起きる 時間 だよぉぉおおお!!」って歌ってたぞ。しかも単語ごとにオクターブ上げてきやがる。
↑うちは物凄くウザいロバのモノマネ付きでロバの出てくる童謡を歌われたわ……おかげで未だにその曲大嫌いなんだよね……。
◆うちの親父は俺の顔にピーナッツバターを塗って、ペットの犬を部屋に入れて来たっけ……これと比較したらどっちがマシだろうか。
↑俺の姉貴よりはマシだろ。小さい弟をベッドに放り込んでくるヤツだった。まぁそれはまだ我が家では普通だったんだが、何がマズイって、放り込む前に弟のオムツを脱がせて「トイレする?」って訊くんだよ。
あの頃母親は俺と同じくらいムカついてたに違いない。物干し竿をほぼ1日占領するからってシーツ洗うの嫌ってたからなー。
◆これは都心部やアパート住まいの親には出来ない芸当。
◆外見⇒行儀よくニッコリ
内心⇒(クソがクソがクソがクソがクソがクソが)
◆うちの母親は学校に遅れるからって起こしたりはしなかったなぁ。そういうのは個人の責任って主義だった。でも休日になると掃除機をかけ出して、部屋のドアにぶつけまくってた。それが俺らにとっての「さっさと起きて部屋を掃除しなさい」のモーニングアラームだったな。
◆こんなにもポジティブなトラウマ体験って世の中にあるんだね……。
↑出産シーン見たことないの?
◆え、ニューオーリンズの人って毎朝こんな感じで起きるんでしょ!?
◆左の壁に沢山かかってるのって空手の帯じゃない? この娘ならジャズバンド全員相手でも、部屋から叩き出せる気がする。
◆俺は朝起きた直後は混乱気味で不機嫌だから、これやられたら多分発狂する。
↑泣き出すんじゃないかと思って女の子の顔ばっかり見てたわ。だって自分だったら泣いちゃうよ。大きな音も知らない人も起こされるのも全部嫌いだし……。
◆「よぉ、コーヒーでも飲もうぜ」
「悪い、この後子供部屋でギグがあるからパス」
「……」
↑「朝食を食べに行くのは無理だな、これから寝ている幼女の部屋に忍び込まないといけないから」
↑サンタかな?
↑(警察のサイレン)
↑「FBIだ! ドアを開けろ!」
↑「あなたの送ったメールになんと書いてあるか、声に出して読んでください」
「えっと……『10歳とか最高じゃないですか! 仲間を4人連れて行きます』です……」
◆もしもうちの両親が5歳の時の俺にジャズバンドで目覚ましをさせたとしたら、ナニしてる真っ只中の俺とご対面してたはず。