航空会社「お前の座席、本当は無かったわ。床に座っといて」

いやいや、存在しないシートを売るなよ。しかも全額返金しないとか、ふざけてますね。こういうの見ると、安さの前にまず航空会社の質が一番大事だなって思います。航空券を買う時は、サービスの評判が良い所じゃないとね。
海外「飛行機に乗ったら座席が存在せず、床に座ることになった一家」
ニュースになっているのはイギリスの大手航空会社「TUIエアウェイズ」。とある家族が、休暇を過ごしたスペインのメノルカ島からイギリスのバーミンガムに戻る飛行機でのことです。
フライトに£1,300(約18万円)を支払った家族が実際に飛行機に乗ってみたら、航空券に書かれた座席番号の場所にはシートすら存在せず困惑する羽目に。

飛行機はほぼ満席で空席は一つしかなく、10歳の一人娘がまずはそこに座ることになりました。残されたご夫婦も一応は「客室乗務員用のジャンプシート」に案内されます。
しかし困った事に、このジャンプシートの後ろが食事や機内販売の免税品の保管場所になっていたのです。つまり一旦離陸したら、そこからどかないと機内サービスが滞ってしまう……結局ご夫婦は床に座らされることに。娘も一人で離れた場所には座りたがらなかったため、最終的に家族3人床で過ごしたとのことです。
この予想外の事態に、客室乗務員やパイロットはきちんと「ご理解とご協力に感謝します」と丁寧に接したそうなのですが……その後の航空会社の対応が実はかなり最低。

フライト後に一家がTUIエアウェイズに連絡したところ、写真という確固たる証拠まであるにも拘わらず「そのような事実は把握していない」と全く相手にされなかったというのです。そして最終的には「善意のしるし」として£30(約4千円)を提案してきたんだとか。
返金でもなく、お詫びでもなく、あくまで「善意のしるし」。非を認める気は無かった模様。

この対応に怒った一家は、イギリスBBCのテレビ番組で非難。結果、TUIエアウェイズの広報は「お客様に直接謝罪し、全額返金します」と表明しました。

海外の反応


◆TUIエアウェイズが、一家に£30を「善意のしるし」として提案したってのが重要。テレビ番組で問題視されて、そこで初めて返金する気になったんだぜ。

↑これって要するに「我々にモラルはありません。喜んで人を騙して金儲けします」ってことだよね。

↑最初から全額返金してりゃテレビ沙汰になることもなかっただろうに。座席に金を払わせておいて床に座らせるなんて、£30じゃ埋め合わせにはならないだろ。


◆床に座らせるんじゃないくて、3席確保できる次のフライトチケットを渡せばいい話じゃないの? もう金額は支払われてるんだし、それで損することもないだろ。

↑チャーター便だったから、次っていったら1~2週間後とかだったんじゃないかな。

↑それなら他の航空会社に回すとかさ……。マドリードかバルセロナ経由でロンドンに行く便とか、パリ経由でロンドンに行く便とかあるだろ。乗客を座席に座らせないなんて、とんでもなく危険だよ。もし乱気流でも起こってたら、最悪誰かが亡くなったかもしれない。

↑自分もまずそう思った。何も起きなかったのが不幸中の幸いだな。下手したら怪我人騒ぎになってたかも。


◆動物みたいに床に座りたい人は「TUIエアウェイズ」を使おう。

↑TUIに日本とタイのサムイ島に行くチャータープランを相談したことある。「かしこまりました、専門チームと相談して8日以内に折り返しご連絡します」って返答だった。でも別の会社にも相談したら、4日間で全部計画して万端に準備してくれたよ。そして1カ月後にやっとTUIから電話がきたと思ったら「まだあの件、ご興味あります?」だってさ。あるわけないじゃん(笑)。
それが最初で最後のTUIとの接点だったな。


◆無料にしてくれるって言うんだったら床でも喜んで座る。でもこの会社はそれは拒否して、たった£30だけ寄越そうとしてきたんだよな。

↑どう考えても£30は無いわ。BBCで訴えたのも無理ない。2時間も居心地の悪い床に座るために飛行機代払ったんじゃないだろ。メノルカ島とバーミンガムのフライト時間は2時間じゃないかもしれないけど、それにしたってあり得ない。

↑返金してもらうためにわざわざ世に訴えなきゃいけないってのが嫌だよね。向こうは過失に気付いてるんだから素直に返金すれば良いのに。しかも、たった£30で有耶無耶にしようとしてたってのが余計にたちが悪い。
4月にTUIのフライト予定してるんだけど、これ見て超不安になってきた……。

↑大抵の人は泣き寝入りするから、航空会社側は損しない一方だ。


◆保安規程から言うと、こういう時はそもそも飛行機に乗せちゃダメだろ。

↑そうでもない。保安規程では乗務員用のシートの使用が認められるから、そこに座らせていれば問題なかった。問題は、機内食カートを使用するためにそこを退かなきゃいけなかったことだ。

↑床に座るのは大いにレギュレーション違反だよね。酸素マスクも無いし、シートベルトも、救命胴衣も無い。本人たちが危険なだけじゃなく、事故に遭ったら50キロ以上の物体が飛んでくるようなもんだ。しかも飛行機なら3方向どこに飛んで行ってもおかしくない。
自分の車ですらシートベルトしない奴は絶対乗せないね。交通事故に遭ったら飛んできてこっちが危険なんだから。


◆常識的に考えて、座席が提供できないなら航空券を売っちゃダメだろ。家族旅行を台無しにしたあげくに、金を取る気か。

◆「ミスがあった? それはお気の毒。ほら、£30あげるから帰った、帰った」
「しまった、ニュースになってしまった。全額返金しまーす。凄いでしょ 、うちのカスタマーサービスって最高なんですぅ」
企業って常にこういうことばっかりするよな。

◆オランダからアメリカ行きの便で、ジャンプシートに座らされたことあるけど……後ろ向きに座るから、乗客全員と視線が合うんだよな。その上、客室乗務員に間違われて飲み物を注文してくる客の多い事……。