PCR検査を受けたけど、痛かった。もうやりたくない(発熱・風邪外来受診から検査までの流れ備忘録)

先日から関節痛が酷く、病院に行ってきた。
インフルエンザの時も体の節々が痛くなる。さすがにインフルよりはマシだったけど、夜全然眠れない。
熱は測ったら37度前後をウロウロしている。素人には平熱とも微熱とも判断できない。

病院に電話して、診察予約とPCR検査予約をする

とにかく眠れないのは嫌なので病院に行ってきた。あらかじめ電話で説明したら発熱・風邪外来の時間帯に来るように言われた。
そりゃそうか。ここで大事を取っておかなきゃ、他の人に迷惑が掛かるかもしれないし。
そしてこの時、「PCR検査無料ですけど、されますか?」と聞かれた。もうこの時点でPCR検査の話が出るのか、と少し驚く。

自分自身が安心したいのもあるけれど、なにより同居している家族が心配だ。それにテレワーク/在宅勤務とはいえ、まだまだ会社に出勤しないとできないことも多い。
やはり検査を受けるべきだろうと思い、予約をお願いした。

発熱・風邪外来での診察

診察の予約をした時にも言われたけれど、待っている間は建物の外にいなきゃいけない。待合室での感染を防止するためだろう。
最近はテイクアウトの店でも、なるべく外で待つようにしているのであまり苦ではない。

順番が来て診察室までくると、先生も看護師もマスク+フェイスシールドをしていて、
さらに簡易防護服らしい青いビニールガウンを着けていた。非常に物々しい。

換気空調のそばに座らされ、問診の際は先生は2mほど離れたところから話しかけてくる。
服の上から聴診器をあてられ、一瞬だけマスクを外すように言われて喉を診られる。
その後、PCR検査の説明をされ、とりあえずカロナール出しときますねと言われた。

滞在時間は5分~10分くらいだったように思う。
正直なところ
感染対策(仕切りをしたり手を洗ったりといった作業)が5割
問診と薬の処方が3割
PCR検査の説明が2割
といった感じだった。まぁ、関節痛以外大して症状も出ていないのでしょうがない。
ただPCR検査の説明はいろいろあったけれど、専門的な話ではなく時間とか場所、いつ結果が出るかというような説明がほとんどだったので、わざわざ忙しい医師本人が言わなくても……とは思う。

PCR検査をしている別の病院に行く

PCR検査は大きい病院でまとめて行っているらしい。タイミングによっては当日予約もできたみたいだが、今回は発熱・風邪外来診察の翌日しか取れなかった。
指定の時間にいかないと検査してもらえませんよと散々脅されたので、10分前に到着。

病院の駐車場に特設テントがあり、そこで検査を行っているらしい。
行ってみると無人だった。
しばらくすると簡易防護服を着た看護師がきた、先生が着替えているのでもう少し外でお待ちくださいと言われる。
その間にもチラホラ人が集まってきて、少し間隔広めの列を作っている。

結局、検査を受けられたのは指定時間の約10分後だった。
ちなみに並んでいる列の通りではなく、老人と幼児が優先して呼ばれていた。
幼児の泣く声が聞こえたけれど、病院で小さい子が泣くのは普通なので、この時点では特に気に留めなかった。

PCR検査は痛かった

検査テントに呼ばれると、マスクから鼻だけ出すように言われる。
けっこうしっかりした防護服を着た医師が、長い綿棒のようなものを持っていて「これを鼻の奥に入れますので、頭を動かさずにリラックスして下さい」という。

インフルエンザの検査で粘膜を採取された経験があるが、あのときは確か口だったように思う。痛かった覚えはない。
血液検査やワクチン接種も、多少痛いと思うことはあるが、それでも顔をしかめる程じゃない痛みだ。
そんなわけで私はこの鼻粘膜タイプのPCR検査を完全に舐めて掛かっていた。(鼻咽頭粘膜の採取、正確には鼻咽頭ぬぐい液というらしい)

医師が「奥」と言ったように、正しく鼻の奥にまで棒を突っ込まれる。
突っ込まれている途中で「入っちゃいけないとこまで入れられている」「こじ開けられている」感覚がしてつい頭を引きそうになった。
「脳みそまで貫通するんじゃないの」と思うくらいグイグイ入れてくる。
しかも奥の奥まで来たら、グリグリ回されるのである。
たまらずギュッと目をつぶって耐えた。できれば声を出したかったが、至近距離に医師がいるのでなんとか堪える。

スッと抜かれて、検査終了。
妙な痛みと衝撃でぼんやりしてしまって、ビニール袋を手にして構えている看護師の前で「まだなにかあるのかな」と待つ。
「お大事にどうぞ」
あ、もうなにもないのね。
恥ずかしい気持ちになりながら、すごすごと検査場から出ていった。(あのビニール袋は多分、医師からなにか受け取るための用意なんだろう)
検査結果はまだきていない。
明日、発熱・風邪外来を受診した病院から電話で連絡があるらしい。
(追記:無事陰性でした。よかったー)

鼻咽頭ぬぐい液、超痛い

鼻咽頭ぬぐい液は、めちゃくちゃ痛かった。コロナに限らず検査で用いられる方式らしいが、できれば二度とやりたくない検査方式である。
(ただコロナのような感染症を警戒するなら、痛くても精度の高い検査を受けなきゃいけないのは仕方ない。
素人考えかもしれないが、例えば唇の表面、口の中の頬の粘膜、喉の奥、の3つからサンプルを取るとしたら、そりゃ「喉の奥」が確実だろう)

PCR検査をこれから受ける人は、鼻の奥に物を突っ込まれることを覚悟してから行った方がいい。
それ以外の人は、そんな痛い検査を受けなくてもいいように、これからも各自感染対策に努めよう。
私も普段から「うがい、手洗い、マスク」はしっかりしているつもりだけれど、不十分なところがあったかもしれないなと気を引き締め直した。
もちろんどんなに頑張っても完璧に感染を防ぐことは不可能だろうけど、あの痛い検査をまた受ける可能性はなるだけ減らしたいものである。

それにしてもコロナ関連の医療従事者は大変だ。
毎日あんな風に沢山の患者をさばかなくてはいけないと考えると、気の毒である。
患者同士や医療従事者への感染を防ぐための作業も多く、いつも気忙しいことだろう。
はやくコロナが収束して、彼らがゆっくり休めるといいのだけど。
カテゴリ:生活 
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