ノルウェーのテレビ番組で実際に行った、危険な実験。鍋から少し上までしか伸びていなかった火が、水を掛けた途端天井まで一気に火柱を上げて燃え上がる! 結局きちんと消火できず、消防車が出動。家はボロボロに……。
水を掛けてはいけないのはこれで一目瞭然ですが、ではどう消火すればいいのか?
濡らしたタオルや鍋の蓋を使って、密封して鎮火する方法をよく聞きますが、実はこれも万全ではありません。よく考えてみて下さい。火事になって目の前で鍋が轟轟と燃え盛っている時に、冷静に落ち着いて「バスタオルを引っ張り出してきて⇒しっかり水で濡らして⇒火に手が触れないように気を付けながら⇒隙間なくタオルを被せていく」……私はできる自信がありません。
しかし、この動画で紹介されているように「住宅用強化液消火器」を使えば、遠距離から一発で消火可能なのです。 よくある業務用の粉末消火器だと消火後が悲惨で、後片付けに相当苦労すると聞きます。中性強化液なら、飛び散ってもふき取るだけでOKなんだとか。場所を取るのが嫌な方は、強化液タイプのエアゾール式簡易消火具もおススメです。
海外の反応
◆「やっちゃいけない」とだけしか知らなかったよ。こんなことになるとは知らなかった……凄い有様だな。
◆消防士だったから一応知識としては持っていたけど、この目で実際に見たのは初めてな気がする。最初の段階では単に「ああ、小さいコップの水でデモンストレーションするんだな」くらいの感じで見てたけど、一気にフラッシュオーバーが起きて本気でビビったわ。
◆できれば自分で消火しようとせずに、すぐにその場を離れて消防署に連絡するのが一番。
どうしても消化したければ、濡れたタオルなんかよりは蓋をするようにした方が良いかも。泡系の消火器は、水の含有率が高いから使わない方が良い。
↑あと重曹でも、小規模な油火災なら消火できる。
↑鍋の火災なら蓋使うだけでも良いし、別の鍋を覆いかぶせることで代用しても良い。あとキッチンにファイアーブランケットを置いておくのも推奨。
↑個人用防護具も無しになにやってやがるんだ。
↑労働安全衛生法の存在を知らなくて撮影してたんじゃないの……。
◆危険な行為だとは知ってたけど、鍋の火が燃え上がるだけだと思ってたよ。まさか数秒で隣の部屋まで引火するとは……。
◆別名「家の中で蜘蛛が出た時の俺」
↑それは蜘蛛の種類によるかなぁ。もしかしてオーストラリアの蜘蛛の話?
↑俺はオーストラリアには住めないな。一度家を焼き払ってからでないと無理無理。
◆1メートル以上の棒を使ってる時点で、なんか凄いことが起こるんだろうなって予測できるよね。
↑それでもカメラマンは危うく引火するところだった。
◆こういう事があるから嫌だわー。ガソリンで消火しちまえば、後片付けする家自体も全部燃えて楽ちーん。
◆彼女と口論してる時に「落ち着け」って言うとこうなるよね。
◆そんで結局、油火災には何が適してるのよ?
↑濡れたタオルで覆う。
↑ベーキングパウダー入れる。
↑鍋を覆えるだけの固体物質があればOK。
◆おれの火事の経験から言って、水使うのは最終手段だな。
1.鍋の中で燃えてるだけなら、そこまで騒ぐレベルじゃない。
2.小さい火災なら、まず酸素を遮断するのが最初にやるべきこと。
3.火を消そうとしたら物凄く大量の水が必要になる。火に対して5倍ぐらいの量がないと。量が足りなければ、水が全部蒸気になって火傷するだけだ。
あと大抵の燃える液体は水に浮く性質だから、固体が燃えてる時じゃないと水は意味ないぞ。
◆俺が6歳の時に、親父がまったく同じ事やって家全焼させたわ……。